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放熱グリスの塗り方

放熱グリスの役割はCPUとクーラーの凹凸を埋め、熱伝導率の効率を上げる目的で使用します。

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CPUとクーラーの表面には実際に微妙な凹凸があることが分かります。そのままグリスを塗らずにセットすると隙間が生じ、効率よく放熱が起こりません。
さて、ここれひとつ考えてみましょう。一体理想的な熱結合とは何なのか? 当然金属同士が完全に面と面で接触して間に何も入らない状態です。最悪な状態とは空気が入ってしまっている状態です。つまりシリコングリスが果たすべき役割は、金属間に空気を入れない事という訳です。
ただし、グリスをつけ過ぎると逆に放熱効果が落ちてしまうことにも注意が必要です。なぜなら、放熱グリスはクーラーの主な材料であるアルミや銅に比べ、熱伝導率が数100分の1程度なのです。ですから、放熱グリスを塗る際はできるだけ薄く塗り、極力グリスの影響を無くさなくてはいけません。

参考までに熱伝導率を以下に示します。単位は、W/m・k です。

420
390
320
アルミニウム 236
84
コンクリート 10
標準グリス 0.62
Cooljag製グリス 7.6
アイネックス製シルバーグリス 9.0
液体金属グリス Liquid PRO 82
空気 0.024

熱伝導率を比較してみました。いかがでしょうか?空気が0.024ですから、いかにグリスが大切か分かっていただけたかと思います。

ココで注目したいのが液体金属グリスのLiquid PROです。このグリスの熱伝導率はなんと82!ほぼ鉄と同じです。このグリスを使用するだけでCPU温度が13℃も低下したとの報告もあります。お値段は2000円ちょっと。少々高いですがそれなりの効果があるようです。
注意として、この液体金属はアルミに浸透するため、銅のクーラーが必要です。また、液体の上、電気伝導物質ですから、塗りすぎはパーツ破損の原因になります。上級者向けの製品です。


グリスの効果的な塗り方

下の図をご覧ください。この図はCPUの表面と、CPU クーラーの接地断面図です。放熱グリスがCPUとクーラーの間に無駄なく入り込んでいる様子が分かると思います。この塗り方が、理想的なグリスの塗り方と言えます。つまり必要最小限に塗るのがポイントなのです。


実際のCPUや、ヒートシンクの表面もこのように凹凸が存在します。

■理想的なグリスの塗り方
 

上の図のようにCPUクーラーとCPUの表面の凹凸がぎりぎり隠れる程度にグリスを塗ります。ヘラなどを使い金属の表面を撫でるように塗るのがポイントです。出来るだけ薄く、金属表面が透けて見えるほど薄く塗ります。

両方きれいに塗り終えたら静かに合わせ、密着させます。
この手順で行えば、簡単に理想的な塗り方が出来ます。


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